Windows11でシンボリックリンクを作ってみよう
シンボリックリンクとは?
Windowsだとあまり馴染みのないものだと思います。
これは、ファイルやフォルダが実際に存在する場所とは異なる場所にあるかのようにシステムに認識させることができる特殊な種類のファイルです。シンボリックリンクは「ソフトリンク」とも呼ばれ、ファイルシステム上の一種のポインタとして機能しており、このポインタは実際のファイルやフォルダへの参照(リンク)を保持していますが、実際のデータは含まれていません。
ショートカットとは違うの?
ショートカットは、特定のファイルやプログラムへのポインタであり、.lnkという拡張子を持っています。ショートカットをダブルクリックすると、リンク先のファイルやプログラムが開きます。
一見同じように見えますが、ショートカットはあくまでWindowsエクスプローラーまたはデスクトップ上でのみ機能し、コマンドラインやプログラムからはそのリンク先を直接利用(中身の参照)は出来ません。
シンボリックリンクとの大きな違いがこの部分です。
シンボリックリンクの作成方法 (基本管理者モードで実行)
コマンドライン編
mklinkコマンドを使って作成します。
mklink <リンク> <ターゲット> (ディレクトリの場合は/Dを付ける)
パワーシェル編
mklinkではなくNew-Itemコマンドを使用します。パワーシェルではmklinkは使えません。
New-Item -Item-Type Symboliclink -Path <リンク> -Target <ターゲット>
現状どちらも使えますが、メニューからターミナルを開くとWindows11の場合はパワーシェルになります。
使い方を覚えると意外と便利な機能なのでいろいろ活用してみて下さい。